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厚生労働省は、社会保障審議会の年金部会で再来年から月収88000円以上のパートなどの非正規労働者にも拡大される厚生年金への加入条件を月収69000円以上に緩和する案を示しました。
現行の制度では、パートなどの非正規労働者が週30時間以上働いた場合、厚生年金に加入することになっています。
しかし、再来年10月から従業員が500人を超える企業について、1年以上で週20時間以上の労働、月収88000円以上のパートなどの非正規労働者も加入することになります。
社会保障審議会の年金部会では、今後の年金制度の支え手となる人を増やすことも踏まえて、厚生年金の適用拡大を目指すべきだという声が多く挙がりました。
今後は加入者となる年収や労働時間の基準を引き下げるなどして、多くの非正規労働者にも適応していくことが考えられます。
なお、この案が成立すれば年金給付額が増えるメリットもあります。
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