■ 円高と燃油サーチャージ安で海外旅行がお得
 
早いもので、2010年ももう残すところあと1カ月となりました。年末年始はどのように過ごす予定ですか?年末年始を海外で過ごす人もいるのでは?円高が続き、燃油サーチャージも数年前と比べるとだいぶ下がって、海外旅行も行きやすくなっています。おまけに羽田空港の国際定期便も増えて、「時短」ができるようになりました。
 
円高というのは、各国の通貨に比べ「円」の価値が上がることです。 米ドルを例に、下記(例)@、Aで比較をすると、@の1ドル110円のときに10,000円あればハワイで90ドル分の買い物ができます。Aの1ドル80円になると10,000円あればハワイで125ドル分の買い物ができます。このように円高になると海外旅行に行った時にホテルや食事、買い物、移動にかかるコストが下がるのがメリットですね。
(例)
 
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   行き先 
   | 
  
   通貨 
   | 
  
   @   
  約2年前は・・・ 
   | 
  
   A   
  今は・・・ 
   | 
 
 
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   ハワイ  
   | 
  
   米ドル 
   | 
  
   1ドル=約110円 
   | 
  
   1米ドル=約80円 
   | 
 
 
  | 
   ヨーロッパ 
   | 
  
   ユーロ 
   | 
  
   1ユーロ=約160円 
   | 
  
   1ユーロ=約110円 
   | 
 
 
  | 
   オーストラリア 
   | 
  
   豪ドル 
   | 
  
   1豪ドル=約100円 
   | 
  
   1豪ドル=約80円 
   | 
 
 
  | 
   韓国 
   | 
  
   ウォン 
   | 
  
   100ウォン=約10円 
   | 
  
   100ウォン=約7円 
   | 
 
 
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   バリ島 
   | 
  
   インドネシアルピア 
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   1000ルピア=約12円 
   | 
  
   1000ルピア=約9円 
   | 
 
 
  | 
   香港 
   | 
  
   香港ドル 
   | 
  
   1香港ドル=約13円 
   | 
  
   1香港ドル=約10円 
   | 
 
 
また燃油サーチャージが一時期と比べると下がっています。燃油サーチャージとは航空燃料の相場に応じて決まる運賃別建て料金のこと。「燃油特別付加運賃」といいます。原油の価格が高騰した数年前、航空会社が飛行機の燃料代を自社でまかないきれなくなった際に、その一部を乗客に負担してもらおうとしたのが燃油サーチャージです。燃油サーチャージは燃料の価格を決めるケロシン価格(=航空燃料の相場)を基準にして各航空会社が原則四半期ごとに独自に決めているため、各航空会社によって違います。今は国土交通省の通達をうけ、旅行代金に燃油サージャージを含んだ総額表示がされています。ケロシン価格は、2002 年頃は1バレル(約159リットル)あたり30米ドル以下でしたが、2008年には200米ドル近くまで高騰しました。最近は一時に比べればかなり下がっています。航空会社のウェブサイトなどで各社の料金を比較してみるといいですね。また燃油サーチャージは円建てにしている航空会社と外貨建て(米ドルなど)にしている航空会社があります。外貨建てだと、円高でさらに割安になります。
 
 「割安」「時短」で海外旅行がちょっと身近になりましたね!
 
