ファイナンシャルプランナーの役立つお話(お金の寿命を考える) | 保険の相談ならお任せください

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コラム
 

お金の寿命を考える

 

今回は「人間の寿命」と「お金の寿命」について考えましょう。

日本は世界でもトップの長寿国。どれほどトップかというと、世界保健報告2006年度版によると、日本の平均寿命は、82歳で世界一!日本の男性の平均寿命は、79歳で世界一!日本の女性の平均寿命は、女性86歳で世界一!というトリプル金メダル級の長寿国なのです。

「平均寿命」のほかに「平均余命」という統計があります。「平均余命」とはある年齢の人々が、その後何年生きられるかという期待値の年数のことです。0歳での平均余命のことを「平均寿命」といいます。

日本の60歳時の平均余命は男性で約22年、女性で約27年です。

つまり60歳で退職した場合、セカンドライフは平均で20年以上もあるわけです。

そこで心配なのがセカンドライフのお金。セカンドライフこそ自由な時間ができるわけですが、定年後は給料などの収入が入らなくなってしまう分、事前の資金準備が必要なわけです。

生命保険文化センターの2004年データからセカンドライフの支出を考えると、最低日常生活費が月24.2万円、ゆとりある生活費が月37.9万となっています。

いっぽうセカンドライフの収入を考えると厚生労働省発表の平成18年度のモデルケースの公的年金標準受取額は夫婦で月23.2万円となっています。ぱっと考えても公的年金の収入だけでは毎月赤字になります・・・。

ざっくりと計算しても・・・

 

モデルケースから年金受取累計は・・

23.2万×12ヶ月×(65歳から80歳まで)=4176万円

最低日常生活費の累計は・・

24.2万×12ヶ月×(60歳から80歳まで)=5808万円

ゆとりある生活費の累計は・・

37.9万×12ヶ月×(60歳から80歳まで)=9096万円

 

累計をだしてみると、最低の生活をするだけでも約1600万円の不足、ゆとりあるセカンドライフを望むとするなら公的年金収入だけだと約4900万円の不足にもなるのです。

これはざっくりと計算しただけなので、夫婦の年齢や現役時代の給料・退職年齢・生活レベルなどの条件によってもかなり計算がかわってきます。また不足額のうち退職金や企業年金などで準備できる人もいるかもしれませんが、いずれにしても資金計画は早くからしておくにこしたことはないということになります・・・。

そこで「お金の寿命」ということを考えてみましょう。

 

1000万円を80万ずつ取り崩す

→約12年でなくなる

1000万円を5%で運用しながら取り崩す

→約20年でなくなる

 

老後資金のために例えば1000万円のお金を準備してきたとします。

公的年金だけでは足りない家計費を補うために毎年80万円ずつ取り崩すとしましょう。

まったく運用せず利回りがゼロだとすると、1000万円のお金は約12年でなくなってしまいます。

でも仮に5%の運用ができたとすると、使える期間が約20年にのびます。

利回りの違いによって、ずいぶん変わるのです。

人間の寿命が延びているのですから、お金にも、もっと長生きしてもらわなければ困りますよね。そのためには「運用をして利回りの力を借りる」ことも大事なのです。


 

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